2017年08月05日

ブリューゲル「バベルの塔」展。

旦那の休みを利用して
大阪は中之島にある
国立国際美術館へ。

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久しぶりの中之島。
今回の目的は「バベルの塔」展。

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24年ぶりに来日するブリューゲルの
バベルの塔を間近で見られるとあって
朝からどきどきわくわくしていました。
しかも、ボスの油彩画も2点あるとのこと。
ボスにブリューゲルに……何たる贅沢。

幸い、思っていたほどの混雑はなく、
ゆっくり作品を鑑賞することができました。
精緻な描写は肉眼で確認するのがやっと。
大塚国際美術館で何度も複製を
観たことはあるのですが、
それでも小さく感じるほど、
ダイナミックな光景が詰め込まれた
壮大な作品でした。

ブームになったことから
ボスの贋作が多く出回っていたこと、
ブリューゲルがボス風の作品を
数多く残していたこと、
バベルの塔は建設途中の絵だということ。
今まで知らなかったことを
たくさん学びました。

「今見ている、まさにこの絵の前で、当時、
ブリューゲルが絵筆を握っていたのだと思うと
それだけで、ゾクゾクする」とは旦那の言。

「文学とはテクストを介した
作者と読者の対峙である」
伝え聞いた恩師の言葉を思い出しました。
理系畑にもかかわらず、こういう勘所を
感覚的にとらえてしまう旦那はズルイ。
隣の小4もひとつひとつの作品に立ち止まり、
説明を熱心に読み、瞳を輝かせていました。

作品のテーマであるバベルの塔は倒壊し、
世界の言葉はばらばらになったけれど、
作品の魅力は言語も文化も時代も超えて伝わり、
観るものの心を惹きつける……。
垣間見えるパラドックスに
思いを馳せるのも
楽しみ方のひとつかもしれません。
posted by れっちの。 at 23:55| 京都 ☔| Comment(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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